理事長挨拶  

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 2013年12月に開催されました第17回日本ワクチン学会総会において、新理事長に推挙されました岡部信彦と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 日本ワクチン学会は1997(平成9)年より準備活動が始まり、1999(平成11)年設立、現在950名の会員を擁しております。本会の特色は、設立当初より基礎研究者、臨床医、製造・開発研究者、疫学研究者などの多様な分野の研究者が集まり、効果が高く安全に使えるワクチンの開発及び臨床への対応を目的としているところです。学会設立の大きな牽引力となった大谷 明先生は、その発足にあたり「日本は過去において世界のワクチン開発に少なからぬ貢献をしてきた。水痘、日本脳炎各ワクチン、無細胞性百日咳ワクチンでは世界ではパイオニアの役割を果たしてきたばかりではなく、精製インフルエンザワクチン、麻疹、風疹ワクチンの優れた品質は高く評価されている。しかし、これらの過去の栄光に対して現在のワクチン市場の衰退はあまりにも対照的である。日本ワクチン学会の設立にあたり 1」ワクチン企業の世界に通用する経営に向けての抜本的見直し、 2)厚生省における感染症対策部門とワクチン供給部門との緊密な連携による総合的ワクチン施策の実行、 3)健康保健組み込みや福祉予算適用による国民の予防接種費用負担の大幅な軽減、 4)予防は治療に勝るという予防接種と経済効果の実地調査と啓蒙、 の4点について特に強く訴えたい」と述べられております。

 ワクチン・予防接種に関する状況・環境・制度は、ここ数年大きく変化を遂げ、2013(平成25)年4月には予防接種法の改正が行われ、また2014(平成26)年3月に予防接種に関する基本計画が策定されるなどしており、大谷先生の訴えはかなり実現しつつあるように見えます。これには、これまでに神谷 齊先生、山西弘一先生、倉田毅先生、倉根一郎先生らの歴代の理事長および各学術集会の会長、そして会員の皆様の力が大きな影響を与えてきたといえます。しかし、これらが絵に描いた餅にならぬよう実施に向けての努力をアカデミアとして行い、そしてさらなる効果が高く安全に使えるワクチンの開発及び臨床への対応の議論を続けていくことは、本学会の目的でもあり、使命でもあります。

 私の力ではとてもなすことの出来ない課題の数々ですが、会員の皆様のご支援・ご協力、そして積極的な学会活動への参加をいただきながら、学会としての学問の進展と社会への貢献の役割を果たすことのできるよう、力を尽くして参りたいと存じます。
 
日本ワクチン学会理事長
川崎市健康安全研究所所長
岡部信彦
 

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